初心を表明2005年08月17日 03:05

アメリカのオハイオに住み始めて1年と半年。 自分で思ってたより余裕がなかったのか、なんとか生活した! という実感のみの1年半でした。 この夏休みに日本に一時期国した際、友人たちに 「外国に住めるなんてめったにないんだ。有効活用すべし。」 と言われて、もうちょっと洒落た、気の利いた生活をしようと 決意した次第です。ごくごく緩くではありますが。 今、これを書いている目の前の窓の外には、リスがひょこひょこ 歩いているのが見えます。こんな光景だって、めずらしいっちゃ めずらしいわけで、記録しないのはもったいないかもしれませんね。

アメリカと言えば英語2005年08月18日 03:52

いくらアメリカに住んでいても、トラブルが勃発しない限り、
英語を話す機会というのはあまりありません。
今日も買い物に行ったけど、交わした会話は、

店員「ポリ袋にする?それとも紙袋?」
私「ポリ袋。」

と、これだけです。(アメリカではレジの人が品物を
袋に入れてくれるので、必ずこう聞かれる。)

それに、私の住む家のあたりは出入りが激しいので、
ご近所さんでも、会えば「やあ」と挨拶する程度ですし、
セールスの電話でも、あまりの数の多さにいい加減面倒に
なって、「あー。あい どんと いんぐりっしゅ。」
と言って切るようにしています。

私の英語力はスキーで言うとボーゲンレベル。
もうちょっとガツガツしないと、上達は無理なようなので、
秋の新学期から近所のコミュニティカレッジで
お勉強をするべく、今日は‘申し込み’に行ってきました。
ものすごい充実感です。
習い事って、申し込む時が一番いい時というか、
手続きが終わっただけで、やけに晴れがましい気分。
大変なのはこれからだというのに・・・。

なんだってドライブスルー2005年08月19日 11:24

今日本には、スターバックスコーヒーがあちこちにあります。
日本にあるくらいだから、本場アメリカに至っては
中西部の広大な畑の中にだって、あるんです。
しかもそういうところは、ドライブスルーなんです。

アメリカと言えば、ファストフードはもちろんのこと、
郵便ポストに投函するのも、ATMでお金を引き出すのも
ドライブスルーで事が済みます。
だけど何かを買うとなると、機械と会話しなければならず、
しかも英語なので意思疎通がうまく行かなかったりして、
ドライブスルー嫌いの日本人は多いようです。私もその一人。

でも、最近の私にはチャレンジの神が降りてきているので、
今日は一大決心をしてドライブスルーのスターバックスに
挑戦してきました。欲しいものは抹茶フラペチーノ。

車でずずいとメニューボードの前まで進むと、横にある
スピーカーから「何にいたしますか?」と店員さんの声。
頭の中でさんざん練習した文言を、(緊張のあまり)
後ろに並ぶ車にまで聞こえるような大きな声で言い、
一瞬の間に怯えながらも、「以上ですか?」と聞かれて
通じた!とホッとして、「以上です」と答え、無事スルー。
安堵のあまり確認もせずブレーキを足から離してしまい、
前の車にぶつかりそうになったのはご愛嬌(か?)。

3mほど先の受け取り窓口で店員さんの笑顔を見ながら、
無事、おいしいフラペチーノを受け取ることができました。
やっぱり人間の顔が出てくると安心します。
なので、「こんな簡単ならもっと利用しちゃお」とは、
まだ思えません。
まあ、「駐車場からお店までくらいは歩こうや」っていう
気持ちもあるのです。だって、車社会のアメリカ中西部では、
歩くのは買い物する時くらいなのですから。本当に。

新学期のお買い物2005年08月20日 03:06

夏休みもいよいよ大詰め。あともうちょっとで新学期です。
アメリカでは9月に新しい学年がスタートします。
しかも6月から早々と夏休みが始まっているので、
子供のいる家庭は8月に入ると新学期の準備で
そわそわし始めるようです。

店頭は、今「Back to school!」一色。
文房具が山積みになって売られ、ランチボックス、
学校用のかばん、学校に持って行くおやつ(そう。アメリカでは
スナックと称して、お昼ごはんの他におやつを持って行って
いいのです)の売り場がどどーんと全面に出てきます。

洋服屋さんには、秋物や「新学期にふさわしい服」が一斉に出ます。
いつもはTシャツ短パンの子供たちも、この季節には
ボタンのついたシャツや紺のスカートやパンツをはくようです。
圧巻なのが、アメリカママたちの服の買い方。
「今日だけで1年ぶん買うんですか?」と聞きたくなるくらいの
服の山を抱えてレジに並ぶのです。
めったに買い物に来ないからなのか、ちょっとヨレてきたら
捨ててしまうからなのか、子だくさんだからなのか、
とにかく日本ではそんな買い方、見た事ありません。

こうやって季節が変わるたびに感じることは、どうやら
アメリカ人は季節が変わるごとにものすごく消費している
らしいということ。というか、消費することによって
季節を感じていると言ってもおかしくなさそう。
大量消費社会アメリカ、それでいいのか?と思うのですが、
毎シーズン絶妙なタイミングで届く大量の通販カタログの
魔力に打ち勝つのは、本当に難しい。今日もついつい
カタログを眺めては、我が子の新学期服選びに夢中になり、
あらもうこんな時間?てな具合です。

後回し主義2005年08月20日 21:45

子供のころからめんどくさがりで、物事を後回しに
する性質だったけれども、家事においてはこれはマズいです。
今朝、掃除機をかけた時のこと。玄関にずらりと並べてる靴の箱が
邪魔だなあと思って、ふと、あれ、これって磨くつもりで
置いておいたんだよね、と思い出しました。
なんだか、さらにホコリをかぶっている。
普通の人は思いたった時にさっと磨いてしまうのでしょうけど、
「後で」と思って置いておいて、そのままそこの風景と化して
存在すら忘れてしまうことが多いです。私の場合。本当に多い。

脳に欠陥がないとすれば、やっぱりただの「マメじゃない人」
ってことで、立派な主婦にはあるまじき性質。
ここで、夫が几帳面で「サボってんじゃねえ!」と張り手の
ひとつでも食らわすような人なら矯正されるのかもしれないけど、
幸か不幸か寛大な夫だったので、平和にここまで暮らしてきました。
でも、もともとマメな人だったら苦もなくできることを、
マメじゃない私がやろうとしたらキリキリツンツンしてしまう
可能性もあるわけで、衛生上はともかく、精神衛生上は
やっぱり無理はしないほうがいいのかしら。

・・・とここまで書いて、ゆきづまり、ゆきづまった原因を
つらつら考えてみたら、「分析しているヒマがあったら
さっさとそこの靴を磨いて片付けなさいよ」ってことなのですね。
はい。磨いてきました。そして戻ってきて結びを書いています。
玄関も気分もすっきりしました。この靴磨きの一件だけでも
日記をつけていてよかった、と思った次第です。
ああ、労働のあとのコーヒーは美味。