転勤妻はご近所さんに感謝する2005年09月03日 13:48

私たちのように転勤族で引っ越しを重ねていると、
人との出会いというのは誰が決めているのか、と
不思議に思うことがあります。別に運命論者では
ないけれども、新しい土地に引っ越して、ご近所が
気持ちの良い人たちばかりだと、「何か」に
感謝したくなります。

今日ふとそんなふうに思ったのはなぜかというと、
夕方、家の前の通りで、私の娘を含む近所の子供たち
5、6人が群れて遊んでいる風景が、本当に楽しそう
だったからなのです。それぞれの親がさり気なく
見守りながら干渉せず、子供達を自由に遊ばせて
やれる環境が成立している・・・これは今の時代、
すごく幸運な事だと思います。欲しくても簡単に
手に入る環境ではありません。

昔はどうだったかわかりませんが、今の子供の生活は
母親どうしの関係というのが、大きな影響を及ぼします。
子供の行動における常識・非常識というのは、もちろん
家庭ごとに違いがあるのですが、その違いが大きいと
母親どうしが険悪になり、子供どうしも遊べなくなって
しまうということは往々にしてあります。

今現在の我が家のご近所さんは、ほどよく放任、
子供が家に上がり込んで遊ぶのはお互い様という感じ
なのだけれども上がってほしくない時はダメと言える、
子供が外に出ていれば親の誰かがなんとなく様子を見ている、
子供たちは時間を守る事と大人の言いつけは守るように
躾けられている、などなど。特に話し合って決めた
わけでもないし、親どうしは特にべたべたつきあっている
わけではないのに、じつに絶妙なバランスで、子供にとって
楽しい環境になっているわけです。

この環境がいつまでも続くといいのですが、なにしろ
近所の多くの人が転勤族で出入りの多い一角ですから、
いつかは変わってしまうのだという覚悟はできています。
それでも、「とにかく、ひたすら、今を楽しむ」というのが、
我々転勤妻たちの、楽しく暮らすワザです。あとは、
周りの人たちに感謝あるのみ!