アメリカ料理屋さんで観察2005年09月04日 13:52

本日、アメリカ料理のバフェ(日本で言うビュッフェを
アメリカではこう呼ぶ)に行ってきました。
アメリカ(中西部だけ?)でバフェと言えばチャイニーズ、
というくらい、あちこちに中国料理のバフェがあって、
我々日本人は大変お世話になっているのですが、
アメリカ料理のバフェに行ったのは今日が初めて。
結論から言うと、やっぱりおいしくなかったです。

9ドル(大人料金)ほどを先に支払えば、あとは
食べ放題!なのですが、いかんせん、アメリカ料理。
すべて、素材が正体を失い、どろどろとしていて、
味が甘かったりしょっぱすぎたり、どうしてこんなふうに
しちゃうの?というような調理が施されています。
チェーン店なので仕方ないのかもしれませんが、
明らかに、缶詰めをそのまま出したものや、冷凍食品を
チンしたものが多くて、味はまさに機内食。
唯一おいしいと思ったのが、目の前でじゅうじゅうと
焼かれるステーキとフライドチキンくらいか。

味のほかにもう一つ、興味深かったのは来ている客層。
普段は見かけないような際どい人たちが勢揃いでした。
なんというか、つまり、生活が際どそうな人たちで、
顔つきとか目つきがやけに鋭かったり、病気持ち風で
あったり。

アメリカの田舎(と言っていいのか)の一種独特の
スタイルをした人たちもたくさんいました。
容姿を言葉で形容すれば、髪型は80年代に流行ったような
ちりちりパーマ(前髪に特に強くかかっていたりする)で
体は巨大なんだけど短パン姿の奥さんと、同じく巨漢で
ちりちりパーマで襟足だけ長い髪型&鼻下ひげのご主人、
というカップルが多く目に付きました。
あとは、黒人が多いなあと感じました。

実はアメリカには白人と黒人の住み分けが厳然とあって、
普通、ワインを置いてあるような小洒落たレストランには
見事に白人ばかりで、ビジネスランチでもない限り、
黒人の客はいません。(中西部だけで都会はそうでもない
のかと思いきや、ニューヨークのアッパータウンでは
同じ光景でした。)白人と黒人が友人どうしで連れ立って
歩いているのも滅多に見かけません。

だけど、ファストフードとアメリカン・バフェのお店には
白人と黒人が混在しているという事を発見したのでした。
それにしても、小学校のカフェテリアではみんな一緒に
食事をしているというのに、いったいどの時点で
友達関係や住む世界が分かれていくのでしょうか。
第三者のアジア人としては興味深いところです。

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