算数アタマ2005年09月09日 22:27

このあいだ、全国の高校生が集まってやるクイズ番組
を観ました。昔からやっている番組なのですが、
このトシになって観ると、つい親の視点で観てしまいます。
「どうやったらこういう頭脳明晰な子になるんだろう。」
きっと、ただナントカ式勉強法を毎日やらせてみたり、
声に出して本読んでるだけじゃだめなんだろうなあという
ことはわかります。

ああいう番組には必ずいるのが、瞬時に計算のできる高校生。
すごすぎる。脳の働きかたがそもそも違うのでしょう。
そしてさらに勉強家なのでしょう。本当に尊敬します。

私の周りにいる子供達を見ていると、「この子は理系」
「この子は文系」というのが、すでになんとなくわかります。
私自身は、算数に早くからつまずき、いくら説明して
もらっても「心から理解した」という記憶がありません。
途中から、心から理解する気持ち良さはあきらめて、
パターンで覚える方向へ逃げました。それでなんとか
高校二年生までもたせましたが、はっり言って
吐きそうになるくらい辛かったものです。

そんなわけで理系アタマには心底憧れているので、
理系らしき子供を見ると輝かしく見えてなりません。
「あら、そんなコトにこだわって素敵」「これが
不得意ってことは、やっぱり才能が理数方面に
行っちゃってるのね。素敵ねえ」といったぐあい。
親が心配するような挙動不審とも思える振る舞いにすら、
憧れを抱いてしまいます。

まあ親がこんなふうですから私自身の子供が理系である
はずもなく、せめて算数ギライにさせないよう
心を砕いている、といったレベルです。
ただ一つ良いことは、宿題を見てやっていて、
子供が単純な数の概念がわからなくても、「こんなのも
わかんないのっ!」と怒る気にはなれないこと。
心から共感できて、いくらでも根気強くなれるのです。