英語で授業初日。長い秋が始まった。2005年09月07日 12:45

本日、学校初日でした。子供のではなく、私のです。
遊び呆けるばかりじゃいけないと思い立ち、地元の
コミュニティカレッジに通うことにしたのです。
とはいっても、私が取る授業は1セメスター(一学期)
に一教科だけなので、習い事のようなもの。留学生に
比べたら天と地ほどの差があります。

今学期私が受講するのは、「西洋現代史」。
あえてESL(英語が第二言語の生徒向けの英語の授業)
にしなかったのは、ESLなら以前にも通ったことが
あったし、過酷な状況に身を置いてみたかったためです。
主婦にもいろいろしんどい事があるとは言え、
最近の私はかなり享楽的に暮らしていたので、そろそろ
家族の目も気になってきて、夫も娘もがんばって
いるのだからワタクシも、と思いたった次第です。

初日の授業を終えた結果は・・・頭がしびれました。
終わったら、血糖値が低くなっていたのかふらふらして、
とにかく甘いものが食べたくなりました。
普段使ってない頭をフル回転させたからでしょう。

初日はレポート提出のこと、テストのことなどを
まとめて説明するので、聞き逃したら大変なことに
なると思って必死で聞いていました。
まあ、プリントももらえるのでそれを後でゆっくり読めば
だいたいは把握できるのですが、問題は、そのプリントに
書いていないことを生徒が質問した時。
どうやら重要(らしい)な事を質問している様子なのですが、
いかんせん、その質問内容がわからない!若者って早口!
それでもって、どうやら面白い軽口を混ぜているらしく、
余計にわからない!

そんなわけで目が泳いだまま、でも瞬きすることも
できず充血させながら、1時間45分は過ぎました。
初日の私は、皆さんが発するギャグに笑うこともない
(だって理解不能)、うつむきかげんで、目が赤い
ナゾの東洋人でした。

運転マナー2005年09月08日 13:45

オハイオ州ドライバーは運転マナーが良いらしいです。
確かに、信号のないところではほぼ100パーセントの確率で
譲ってくれるし、列に割り込ませてくれるし、一時停止も
(絶対にほかの車が来ないとわかっていても)しっかりと
マジメに止ります。
交通渋滞もほとんどなく、道が広くて運転しやすいので
なんとなくみんな、ゆったりと運転しているような気がします。

アメリカの交通ルールで私が好きなのは、Four stopの十字路。
信号のない十字路で、一時停止の標識が四つともある場合、
先着順にその交差点を通過できるのです。
つまり、車はとにかく交差点に入る前に一時停止して、
どの車が先に停止したかをちゃんと覚えておいて、
あ、私の番かな?と思ったら、そろそろと前進するのです。
四方から車がどんどん到着しても、皆さん整然と順番厳守。
この四台の車の呼吸がぴたりと合うとたまらなく嬉しいのです。

それから、いつも戸惑うことが一つ。
ほかの車に道を譲る時、日本ではライトを点滅させたり
しますが、アメリカでは「行って行って」という意味で
手をちょいちょいと動かすだけです。
そして譲られた方は手をちょいっと上げて「ありがとう」
をします。これがどうもうまくできない!

「どうぞお先に」はまあいいのですが、「ありがとう」の
手の表現は、私がやると、どうしてもオジさんっぽく
なってしまうのです。こう、「ども」とか「ちゅいーっす」
と言う感じの動きになってしまうのです。
どうしたらエレガントに「ありがとう」をできるのか・・・。
ただ単に私の地がオジさんっぽいのかもしれないなあ。

算数アタマ2005年09月09日 22:27

このあいだ、全国の高校生が集まってやるクイズ番組
を観ました。昔からやっている番組なのですが、
このトシになって観ると、つい親の視点で観てしまいます。
「どうやったらこういう頭脳明晰な子になるんだろう。」
きっと、ただナントカ式勉強法を毎日やらせてみたり、
声に出して本読んでるだけじゃだめなんだろうなあという
ことはわかります。

ああいう番組には必ずいるのが、瞬時に計算のできる高校生。
すごすぎる。脳の働きかたがそもそも違うのでしょう。
そしてさらに勉強家なのでしょう。本当に尊敬します。

私の周りにいる子供達を見ていると、「この子は理系」
「この子は文系」というのが、すでになんとなくわかります。
私自身は、算数に早くからつまずき、いくら説明して
もらっても「心から理解した」という記憶がありません。
途中から、心から理解する気持ち良さはあきらめて、
パターンで覚える方向へ逃げました。それでなんとか
高校二年生までもたせましたが、はっり言って
吐きそうになるくらい辛かったものです。

そんなわけで理系アタマには心底憧れているので、
理系らしき子供を見ると輝かしく見えてなりません。
「あら、そんなコトにこだわって素敵」「これが
不得意ってことは、やっぱり才能が理数方面に
行っちゃってるのね。素敵ねえ」といったぐあい。
親が心配するような挙動不審とも思える振る舞いにすら、
憧れを抱いてしまいます。

まあ親がこんなふうですから私自身の子供が理系である
はずもなく、せめて算数ギライにさせないよう
心を砕いている、といったレベルです。
ただ一つ良いことは、宿題を見てやっていて、
子供が単純な数の概念がわからなくても、「こんなのも
わかんないのっ!」と怒る気にはなれないこと。
心から共感できて、いくらでも根気強くなれるのです。

パソコンがなくちゃ学生もできない2005年09月10日 12:05

今私が使っているパソコンは6年選手ですが、
世の中の動きに比べたらもう十分古いようです。

私が‘なんちゃって学生(一教科しか取ってない)’
をしているカレッジの授業ではパソコンを当たり前のように
使います。生徒がレポートを書くのに使うのはもちろん、
講議も先生があらかじめPower Pointなどで教案を作ってきて、
黒板ではなくスクリーンにその画面を映して行われます。
その場でインターネットにつないで、参考になるサイトを
見ながら授業したりもします。

今は日本でもそういうスタイルが主流なのでしょうか。
日本の大学に潜入する術もないのでまったくナゾですが、
案外そうなのかもしれませんね。でも、こちらで初めて
パソコン授業を見たときは、たまげました。そして焦った!
先生にとっては便利そうでいいのですが、なにしろ
ノートに写せない!黒板に先生が書いてくれるのであれば、
こちらも先生が書くスピードで写せばいいのですが、
あらかじめ画面でばーんと出されてさっさと次の画面に
行かれてしまうと、写しながら大汗です。

だけど、このあいだ発見したことは、それらの教案は
先生と生徒が共有できる仕組みだったということ。
生徒は全員、学校のコンピューターに自分のアカウント
があります。そこにログインすれば、自分の取っている
教科の広場(?)があって、そこにあるドロップボックス
という‘入れ物’の中に、教案や資料が入っている
という仕組みです。これは便利です。予習もできるし、
復習も楽です。
情報を惜しみなく提供してくれるという点では、
アメリカ人さすが!という感じです。

でもこれって、便利だけど青くなる人もいるはず。
つまりパソコンを持っていない人、使えない人にとっては
かなり過酷な状況です。大切な情報を取り損ねてしまう
わけですから。

かく言うウチのパソコンもすでに古い部類で、学校の
LANにアクセスするのによくエラーが起こるので、
わざわざ図書館や激混みの学校のコンピューターを
使いに行かなくてはなりません。
あれ?これって便利って言うのかな。

ありがたや、中国食材店2005年09月12日 12:15

日本を離れて海外に住んでいる日本人にとって、
ありがたいものがチャイニーズ系の食材店です。
チャイニーズ系と言っても、たいていのお店では
中華、ベトナム、タイ、韓国、そして日本の食材が
置いてあります。

今住んでいる所からは車で1時間ほど行ったところに、
大きめのお店があって、月に2回くらい行って、
いろいろと買い込んできます。
大根、こんにゃく、油揚げ、納豆、お菓子などなど。

チャイニーズ系のお店で買うのをためらう人の、
その理由は、怪しい賞味期限。
調味料などはアメリカで製造されているものが
多いので比較的安心して買えるのですが、
お菓子などは香港・台湾経由?と思わせるものが
多数あって、明らかに日本で製造中止になって
在庫になったものが流れてきているふうで、
賞味期限が書いてありません。
(たまに、ものすごく懐かしいお菓子が置いて
あったりします。いったいいつのモノだ?)
なので、「かりんとう」など油っぽいものは
やけに古い味がして食べられなかったりします。
これを見分けるようになる域に達するには、
かなりの鍛練が必要です。

だけど、チャレンジを重ねていればおいしい発見も
あったりします。冷凍食品には当たりが多いかも
しれません。今まででおいしかったのは、
香港の会社の冷凍あんまん、冷凍餃子(びっくり
するくらい種類が豊富!)。枝豆なども冷凍に
なっていて重宝しています。

それにしても、こんなに遠く離れた大陸ででも
アジア各国のものが手に入るなんて、
おそるべしチャイニーズルート。
どんな商談が交わされて、どんな船に乗せられて、
いったい何カ国めぐって来たかを考えると
(その怪しさに)わくわくします。
これからもがんばっていただきたい!謝謝!