オハイオの秋2005年10月21日 22:38

秋になってから、リスがやたらと忙しそうです。
それはもう本当に、走ったり登ったり掘ったり、
ちょこまかちょこまかと大変そうです。
木の実を埋める前に、一回きょろきょろと
辺りに敵がいないか確認する用心深さも、
なにやらいじらしいです。

今年のオハイオは、紅葉がイマイチです。
残暑が長くていきなり寒くなったせいか、
赤く色づかないうちに落葉し始めています。
去年は感動するほど綺麗だったのに。
それとも、二度めの秋だから感動が薄れて
いるのかな。

それから毎日ほとんど車で移動なので、秋の空気が
楽しめません。窓を開ければいいかというと、
こちらではだいたいいつも時速80キロ弱で
走っているので、窓を開けるとうるさいのです。
ぶらぶら歩く街も、このあたりにはないし。
こんなに空気がきれいで自然がいっぱいなのに、
秋特有の澄んだ空気を満喫する機会がないなんて、
本当にもったいない。

あとは「秋のにおい」が日本とアメリカでは
違います。アメリカでは、パンプキンパイの
におい(シナモンやナツメグなどのスパイス)
が秋のイメージです。
でも、日本ではキンモクセイのにおいや、
たき火のにおい。ああ、懐かしいなあ。
不思議ですが、外国にいると思い出すのは
なぜか子供の頃の日本なのです。