タイとアメリカ2005年12月24日 14:48

クリスマス前でしばらく会っていない人に会う
機会も多かったので、本帰国の事を何人かには
言いました。
日本の友達にも、クリスマスカードに
「来年は帰るよー」と書いておいたので、
ぼちぼち反応が返ってきています。
もうみなさんの住所録を書き換えさせるのも
申し訳ないくらい住所が変わっています。
そして行く先々で「今までどこに住んだことが
あるんですか?」と聞かれると、「あの、
長くなりますが、いいですか?」と前置きします。

海外ではタイとシンガポールとアメリカ(二カ所)
に住んだことがあります。
たいていの人に、「いいなあ、アメリカ」と言われます。
まあ、アメリカも悪くはないのですが、どちらか?
と聞かれればタイが一番楽でした。

まず地理的に日本に近いということ。
時差なしで日本に帰ることができるのは良かった。
それから食べ物。安くておいしいので、タイに
いた時は日本よりいいと思ってしまったくらいです。
それから空気。排気ガスだらけで実は最悪なんだけど、
食べ物のにおいとか花のにおいとか、そういったものに
満ちていて、人間の存在とエネルギーがむせかえるように、
強烈に感じられるのです。よくインドに行くと人生観が
変わるっていうけど、それに近いものがあるかもしれません。

あとはやっぱり人とのコミュニケーションが楽でした。
英語は通じないけど、「照れ笑い」「会釈」これが
通じるだけで、なんと楽なことか!
言葉が通じないことに、お互いが(ここがポイント。
欧米各国ではなぜかこちらだけ。)責任を
感じているので、コミュニケーションがうまく取れなくても、
とりあえずお互い笑って済ます。これが可能なのです。
(仕事の場などではそうはいかないでしょうけど。)
あとは、「恥ずかしい」という気持ちの標準もどうやら
一緒なので、なんとなくお互い照れ笑いしてみたり。
しゃべる時のテンションとかジェスチャーも日本語と
同じでよかったので、無理がなかったんだと思います。

アメリカではとにかくなんでも「快適」ですが、
こういったコミュニケーションにおいては、
やっぱりちょっと努力がいるなーと思いました。
文化(宗教とか風土)の違いってあなどれないです。
あと15歳若かったら、「えいっ」って飛び越えられ
たかもしれないんですけどね・・・。

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